都市河川学会

都市の河川を中心に、川を考える。川を愛でる。川を遊ぶ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

木曽川&船頭平閘門

中川運河キャナルアートの後、一泊して木曽川に行ってきました。
愛西市の観光船に乗るためです。

お目当ては「船頭平閘門体験」です!

IMG_3908.jpg

この乗り場が駅から遠くて、
乗船料よりタクシー代の方が高くついてしまいました(笑)。

木曽川は日本でも有数の流量を誇っているそうです。
DSC06047.jpg

船頭平閘門は、木曽川と長良川の間を結んでいる閘門です。
木曽川・長良川・揖斐川はかつて、濃尾平野を入り乱れるように流れ
船の行き来には便利でしたがたびたび氾濫して洪水を引き起こしました。
明治になって三川分流工事が行われ、洪水被害は大幅に減少したのですが
隣の川へ行くのに河口まで迂回するのが不便なので、閘門が造られました。
それが船頭平閘門です。
DSC05929.jpg

DSC05923.jpg
元は木曽川の方が水位が高かったそうですが
今では長良川河口堰の影響で長良川の方が最大で2.2mも高いそうです。
こんな上流でも汐の影響があるんですねえ。

この閘門の脇には「木曽川文庫」という資料館があります。
DSC05971.jpg
ここには、木曽川・長良川・揖斐川の「木曽三川」に関する
様々な資料が展示されていますが
特に、江戸時代に平田靱負ら薩摩藩がてがけた
大治水工事・宝暦治水の資料と
明治時代に三川分流の大工事計画を作ったオランダ人技師の
ヨハニス・デ・レイケ(Johannis De Rijke)
の資料が充実しています。
船頭平閘門を造ったのもデ・レイケ!
IMG_3893.jpg
デ・レイケの像もあります!
デ・レイケは明治政府がオランダから招いた技師団の一人で
他の技師が数年で帰国する中、30年間も日本に滞在し
木曽三川以外にも淀川、庄内川、吉野川、多摩川などの河川改修や
長崎港・博多港・東京港・横浜港などの港湾計画を作成しました。
日本の土木技術に与えた影響は計り知れない恩人です。
なんで日本の小学校は、デ・レイケについて子供たちに教えないのか!
日本人はデ・レイケに土下座しろ!!
…というのは冗談ですが
もっともっと、日本人はデ・レイケに感謝すべきですよねえ。

デ・レイケと宝暦治水について詳しくなったところで
今度は陸から船頭平閘門を見学。
DSC05985.jpg

欧米の閘門は、給排水の装置や門扉開閉のギヤなどが外部にむき出しなんだそうですが
この船頭平閘門はすべて内側に組み込んで外観を損ねないようにしてあります。
こういうのは日本ならではの技術だそうです。
メンテナンスが大変そうですが。
DSC05990.jpg
船頭平閘門は、内開きと外開き
二重の門扉を持つ複閘式閘門です。

こちらは初代の門扉。鉄製です。
当時、まだ日本でこれだけの鉄製品をつくる技術はなかったので
船の外壁に使う鉄板を購入し、加工したそうです。
DSC05984.jpg

というわけで、たっぷりと閘門を堪能いたしました。
いいよねえ、閘門!
あらためて閘門の魅力にメロメロ。
これから、もっと閘門に力を入れていきたいと思います。
スポンサーサイト
  1. 2012/10/23(火) 20:18:44|
  2. 閘門
  3. | コメント:0

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。